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心身の健康と美容のかなめ腸の話し② 腸内細菌について


こんにちは

こころと身体のセラピストゆうです(*^-^*)

心身の健康と美容のかなめ腸の話しの第2回目は、『腸内細菌』をスポットを当ててお伝えしてゆきます。

それでは早速、始めてゆきましょう♬

私たちの腸内には、腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼ばれる、多種多様な腸内細菌群が生息していています。

この取りまとまりが、お花畑に見えるところからそう呼ばれているのですが、小腸下部の回腸辺りから大腸にかけて生息していて、種類は5万種、数にしてなんと100兆個~1000兆個以上の腸内細菌が生息していることが分かっています。

腸内フローラは、一人ひとり指紋が違うように、一人ひとり個人差があると言われています。

この腸内フローラ、重さにしてなんと成人で約1~2kg。結構な重さですね!

そして、消化・吸収・排泄・ビタミンの合成を手伝っているのもこの腸内フローラですが、有用菌と有害菌に大きく大別することが出来て、この菌のバランスが保たれてはじめて私たち人間にとって有用な働きをしてくれている運命共同体です♪

一般的によく知られている有用菌は善玉菌で、有害菌は悪玉菌、そしてもう1つ日和見菌という3種類の菌が生息しています。

理想の割合はおよそ、善玉菌30%、悪玉菌10%、日和見菌60%と言われています。

悪玉菌とか有害菌とか言われていても、腸内フローラがバランスよく生息している場合は、悪玉菌でも特に私たちの身体に悪さはしません。むしろ必要だから生息してくれているのです。

それではここで、それぞれの菌の特徴や働きをみてゆきましょう(*^-^*)

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◆ 善玉菌 ◆

まずは、善玉菌ちゃんからご紹介します。

この善玉菌ちゃんは、主に食物繊維を餌として、腸内で乳酸や酢酸を作ってくれています。そうすることで、腸内を酸性に傾けて、腸内の有害菌を抑えたり、免疫機能を活性化させる役割があります☆彡

また、有害物質の生成を防いでくれて、腸内で作られた有害物質を吸着・分解するなどして、日々私たちの身体を守ってくれている頼もしい存在です☆彡

世界の長寿村を調査した結果では、腸内にビフィズス菌・乳酸菌など善玉菌が非常に多い事が分かっています。

このビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌は、食べ物を「発酵」という作業で分解してくれて、消化や吸収がスムーズに行われるようサポートしてくれるほか、抗酸化物質や炎症・ガン化した細胞を修復するなど、本当にありがたい役割を担ってくれています☆彡

また、動物性タンパク質の摂取や便秘などで、腸内にアンモニア・アミン・インドール・硫化水素などの毒素が生成されると、排便の異常・高血圧・ガン・老化促進の原因となったり、肝臓に大きな負担をがかかってしまうのですが、乳酸菌はこの毒素の生成を防いでくれる心強い存在でもあります☆彡

そして、まだまだありますよ~(*^-^*)/

吸収されにくい、鉄やカルシウムなどのミネラルを吸収しやすい形に変えるほか、乳酸菌が腸内でしっかり増えてくれると、乳酸や酢酸などの有機酸をつくってくれます。 

腸内が弱酸性に保たれると悪玉菌の増殖が抑えられるので、腸内環境が理想的な状態に調い、これらの有機酸が腸の蠕動運動を促してくれて便秘の予防にも繋がります☆彡

そしてそして、乳酸菌はビタミンB1・B6・B12・ビタミンK・ニコチン酸・ヨウ素などを作り出し、体に栄養を補給するというお仕事まで担ってくれているのです☆彡

凄くないですか?!☆彡

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◆ 悪玉菌 ◆

お肉などの動物性脂質や蛋白質を餌として腐敗させ、体に有害な物質やガスを作り出しているのが悪玉菌です。

また、過度なストレスや暴飲暴食、便秘などが続くと悪玉菌は増える一方。

この悪玉菌の代表は大腸菌・ウェルシュ菌・ブドウ球菌などで、これらは有害物質を作り出し、腸内を腐敗させてゆきます。

この悪玉菌は、発ガン成分を含む有害毒素生み出し、スムーズな消化吸収の邪魔をし、便秘や下痢・高血圧・肝臓疾患など、多くの病気や発がん物質を作り出したり、ストレスに反応し炎症性の腸疾患や過敏性腸症候群などを引き起こすこともあります。

この有害毒素の排泄がしっかり行われているかどうかが、健康のバロメーターとなります。

また、悪玉菌の増殖を防ぐ善玉菌の働きが弱まってしまうと、有害物質が腸内に蔓延し、この毒素は腸壁から吸収され、血液内に溶け込んで血液を汚しながら全身を巡ってしまいます。

善玉菌が行う働きが“発酵”なのに対して大腸菌は“腐敗”で、炎症を起こしたり代謝を滞らせたりし、様々な病気を引き起こす原因になるとともに、感情も不安定になってきます。

そして、アレルギーなどの免疫疾患や感染症、ガンなどの発症の一因としても腸内細菌のアンバランスが考えられています。

ただ、悪者扱いされている悪玉菌にも当然存在意義があります。

それはどんな役割かというと、外からの病原菌やウイルスの感染などを防ぐなど、重要なお仕事を担ってくれているのです。

なので、嫌わないでくださいね(*^-^*)

私たちの腸内には善玉菌と悪玉菌の両方が存在していて、それがバランスされていることで健康状態を保つことができるというのを覚えておいてください。

≪ 補足 ≫

 ・善玉菌:快適な腸内環境をつくる・発酵を促す

 ・悪玉菌:不快な腸内環境をつくる・腐敗を促す

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◆ 日和見菌 ◆

腸内フローラの中で約6割と一番多いのが、この日和見菌(ひよりみきん)。

調べたら、

『日和見主義』・・・ある定まった考えによるものではなく、『形勢を見て有利な側方に追従しよう』という考え方のこと。

『日和見』・・・ 有利なほうにつこうと、形勢をうかがうこと。 空模様を見ること。また、その役人。

とありました。

まさしく、腸内細菌の日和見菌は、善玉菌が優勢か悪玉菌が優勢かいつもよく見ていて、優勢なほうに加担するというどっちつかずな性質を持っています。

代表的な菌には、バクテロイデス・大腸菌(無毒株)・連鎖球菌があります。

なので私たちは、日和見菌が味方に付きたくなるように、善玉菌が元気な状況に腸内を整えてあげる必要があるのです。

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ここでちょっぴりだけ、食の話しをさせていただきます。

普段私たちが食している加工された食品の殆どは、その日持ちを良くするために『保存料・防腐剤』と呼ばれる食品添加物が使用されています。

多かれ少なかれ、食材にはさまざまな微生物たちが生存しているのですが、それらの菌たちが活発に活動してしまうと、醗酵やあるいは腐敗が進んでしまいます。

なので、それらの菌の繁殖を抑えるために、または殺すために添加されています。

食品を少しでも長く保存する、という視点だけであればいいと思うのです。

ただ、実際問題こういった食品を食すると、どういったことが起きるのか・・・?

当然食べたものは、消化吸収の流れで腸に運ばれてきますよね。

これまで見てきたように、私たちの腸内は様々な菌が共生していて、私たちにとって有用な働きをしてくれています。

この『保存料や防腐剤』と呼ばれるものは、私たちの腸内細菌までにもダメージを与えてしまいます。

そして、風邪を引いたときなどは、よく抗生物質が処方されると思います。

これを摂取すると、風邪の菌だけではなくて私たちの大切な腸内細菌までも殺してしまうのです。 

免疫機能の8割も請け負ってくれている腸内が、普段食する食べ物で荒らされてしまっているのが現代の食の現状です。

そりゃあ、アレルギーが増えたり、訳の分からない不調や病気が増えてきてもおかしくないですよね。。

ということで、次回『心身の健康と美容のかなめ腸の話しの第3回目』は、“腸の免疫システム”にスポットをあててお伝えしてゆきます。


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