身体からのお便りウンチの話し③ 便秘について💩
こんにちは
こころと身体のセラピストゆうです(*^-^*)
さて今回、身体からのお便りウンチの話しシリーズ第3回目のテーマは『便秘』についてです。
では、早速始めてゆきましょう♪
便秘は個人差があるため、便秘をある期間の排便回数で定義することは難しいところがあったようですが、日本でもようやく2017年10月に『 慢性便秘症診療ガイドライン 』が刊行されました。
このガイドラインのよると便秘の定義は『 本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態 』とされています。
『 慢性便秘症 』と診断される基準としては、
① 兎糞・硬便など固い便 ② 便が出にくい ③ 残便感がある ④ 排便回数が週3回未満
の2項目以上の状態が6ヶ月以上前から症状があり、最近3ヶ月間は基準を満たしていることとされています。
この便秘は万病の元となったり、美容トラブル・老化促進の最大原因となってしまうため放置は厳禁です。
今回は便秘の種類や特徴について、どのようなものがあるか見てゆきましょう。
【 便秘の種類 】
便秘の原因は大きく分けて「器質性」と「機能性」の2種類があります。
●器質性便秘:胃や小腸・大腸・肛門などに疾患があり、各器官が正常な働きができない・腸管が
狭くなる・元々大腸の形質異常などがあって、排便がスムーズにできない便秘のこと。
≪ 特徴 ≫
・激しい腹痛や吐き気を伴うことが多い
・腹膜炎など腸(大腸)の腫瘍や炎症、閉塞などの疾患が原因
●機能性便秘:胃・小腸・大腸などの消化器官の機能低下による便秘で、回数や量が減少するもので、慢性便秘と急性便秘に分けられる。慢性便秘はさらに“弛緩性便秘”・“痙攣性便秘”・“直腸性便秘”の3つに分けられます。
≪ 急性便秘 ≫
生活環境の変化・偏った食生活食事などにより、腸の蠕動運動が鈍り、一時的に起こる便秘のこと。 食物繊維不足・体内の水分不足・環境の変化による心身のストレス・寝たきりなどで腸機能が低下し、腸内の便の滞留時間が長くなってしまった場合やお薬の副作用などが原因。
≪ 慢性便秘 ≫
大腸内に便がとどまり、数日間排便のない状態が日常的に起こることで、原因別に以下の3タイプに分類されます。
① 弛緩性:加齢による筋力の低下や運動不足・出産回数の多い女性などに多く、大腸の筋肉がゆるみ蠕動運動がスムーズに行われず、便が長時間腸内に滞留したため、便が硬くなり排便しづらくなります。
② 直腸性:便を我慢することにより直腸が鈍くなり、便が溜まっても便意をもよおしにくくなる便秘で、下剤や浣腸を乱用している・便意を抑制する習慣があるなどが原因として考えられます。
③ 痙攣性:精神的ストレスなどが原因で自律神経が乱れ、大腸の筋肉が緊張し痙攣を起こし排便しづらくなる便秘です。
また、下痢と便秘を交互に繰り返して起こす場合があるほか、刺激の強いものの食べ過ぎ・不規則な生活・自律神経の乱れ・下剤の乱用なもども原因として考えられています。
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さて今回は、便秘の種類についてご紹介させていただきました。
便秘に悩むお客様やご家族がいらっしゃる場合、何が原因なのか・どのタイプなのかを注意深く伺っていくことが大切です。
便秘が日常的になってしまったり、お薬を飲む習慣で排便を促してしまいなかったことにしていると、ご本人も身体の中でどんなことが起きているかを見過ごしてしまいがちです。
特にお薬を飲む習慣があると、だんだん規定量では効果がなくなるなどで服用量が増えてしまう傾向も見受けられるので注意が必要ですね。
あまりにもひどい場合は、専門の先生に相談するのも1つの手段で、今は検査法なども発達していてより詳細状況を調べることが可能になっているようです。
とはいっても、あまりお薬に頼ったりお医者様にもお世話になりたくないですよね。。
この腸に関しては、心身の健康に本当に大事なキモとなる臓器なので、また別の機会にお伝えできたらと思います。
次回は、便秘が原因で起こる様々な症状のお話しに続きます。