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野草の手紙から スミレの効用


先日、国分寺にあるカフェスローで開催されたイベントで初めて知った韓国人の ファン・デグォンさん。

『 野草の手紙 草たちと虫と、わたし 小さな命の対話から 』 の著者であり、生命平和思想家でもあり、とっても穏やかな居心地の良い空気感を醸し出す本当にステキな方でした☆彡

デグォンさんは、いわれのない罪で13年間も独房に入れられたり拷問を受けたりするなど、凄まじい経験をされています。

日記を書くことも許されず、唯一手紙を書くことは出来たそうで、この本は妹さんへ宛てたお手紙で、刑務所生活で心身ともに疲弊したでグォンさんをすくったのは野草たちなのでした(*^-^*)

デグォンさんがかかれる野草たちに関しての文章もさることながら、挿絵もとても素晴らしく、温かさが伝わってきます。

今回は、その中から 『スミレ』 のご紹介。

スミレの花は香りがよいので、香水や染料の材料としても使われている。

薬草としては、関節炎・不眠症、便秘などにも効くうえ、殺菌作用が強いため、できもの打撲傷に葉をすりつぶして塗り付ければじきに治るという。

特に、指先にできる腫れ物には効果てきめんだとか。

スミレを 『 ミックス野菜のナムル 』 に加えると(残念ながら、スミレだけで1品作るには量が足りない)、紫色の花びらが食欲をそそる。

ご飯を食べる時に、花を一輪摘んできてスプーンの上にのせて食べたら、不思議な芳しい味わいとなった。

ほとんどの人は、和え物というと野菜の葉や茎だけを連想するだろうが、じつは花まで食べられる野草も少なくない。

わたしは素材を集めるとき、花を見かけたらたいていのものはみな摘み取っていっしょに和えて食べている。特に、サラダなどに入れると、独特な香りが楽しめる。

ただし、クチナシやキクのように香りが強すぎるものはやめたほうがいい。しつこくなってしまう。

・・・・・・ 以上、本文より抜粋。

私たちが普段スーパーなどで目にするお野菜のほとんどは、舶来もので品種改良されたものばかりなのだそうですね。

ここのところは、無農薬などで栽培をされる農家さんも増えてきているし、素晴らしい栽培法などにも挑戦されている農家さんも出てきているから、良い方向には少しずつ進んでいるのかなと。

だけどそれ以前に、普段道端に咲いている植物たちというのは、多分ほとんどが日本の原種のものだったりすると思うし、強い日差しや寒さ・雨風にも耐えしのぐ物凄い生命力を持っている。

食事というのはそもそも、生命力の補充なのであるから、この逞しい生命力をもつ野草のもつパワーというものにもっと目を向けていくことも必要なのだなというのを、最近つくづく感じます。

ベテランの人に教わって、野草たちと少しずつ仲良くなりたいなと思っています(≧▽≦)


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