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心身の健康と美容のかなめ腸の話し① 第2の脳 腸=腹=肚(ハラ)について


こんにちは

こころと身体のセラピストゆうです(*^-^*)

さて、今回からはこころや身体の健康と美容のキーポイントとなる『腸』をテーマにお伝えしてまいります。

腸は『第二の脳』ともいわれている臓器ですが、その辺りの話しから始めてゆきたいと思います。

江戸時代までの日本人は、“胸“”で考え(感じての方が近いかな)“腹”でものごとを決断していたと言われています。

そう考えると、何かを決断・決心するときは『腹をくくる』・『断腸の思いで』などが昔から使われていますよね。

これは意思決定するということと、『腹=腸』が関係していて、人間は脳で考える以前に『生きるための情動』の発信源が『腹=腸』にあるというのを本能的に知っていたと言われています。

その他にも、お腹にまつわる日本語の中には、『腹が立つ』・『堪忍袋の緒が切れる』・『はらわた(腸)が煮えくりかえる』などがありますよね。

ちなみに、はらわた = 腸 = 腑 で捉えることができます。

あれこれ思い悩んでいた状態から抜け出し、“ふむふむ、なるほど!”と理解・納得出来たときは『腑に落ちる』と表現しますよね。

そして、私はあまり馴染みがなかったのですが、『臍(ほぞ)を固める』という言葉もあって、これはお腹の中心にあるヘソで決断をくだすという意味となるのだそうです。

以前、禅宗のお坊さんは、動物性食品を摂らず少食を実践し、腸をきれいにしてゆくことで精神の状態をバランスさせているというのを聞いたことがあります。

腸に負担をかけて機能が低下してしまうと、精神的にも不安定になり、こころにも影響するというのを経験としてご存知なのでしょうね。

 ◆ 参考資料 ➡ 永平寺の修行僧の食事

こういったところから見ても、腸とこころの繋がりもなんとなくあるんだろうな~というイメージは持っていただけたのではないでしょうか。

そして、『 セカンド・ブレイン=第2の脳 』(アメリカの神経生理学者マイケル・D・ガーション博士著)という本の中でも紹介されているのですが、脳に存在している神経伝達物質であるセロトニンが腸にも存在し、体内のセロトニンの95%が腸で作られている事を発見しています。

誤診も多く、増加傾向にあるうつ病の原因も、脳内で働くこのセロトニンの不足にあると言われていて、セロトニンの働きを調整させることが症状改善のポイントの1つとして考えられています。

このセロトニンには大きく2つ役割があって、1つ目は自律神経をコントロールする、 2つ目は人の精神活動をコントロールするという働きがあります。

そして、このセロトニンが不足してしまうと・・・

 ⇒ 脳の機能の低下・苛々して怒りっぽくなる・悲観的になるなど精神が不安定になる・睡眠障害…

などが現れやすくなってきます。

そして、セロトニンの分泌量が足りている時は

 ⇒ 前向きで積極的、明るく生きられる

のように、生き方自体にも影響が出てきてしまうのです。

別名、『 幸せホルモン 』と呼ばれているセロトニン。

笑いの効用という言葉があるように、笑いにはセロトニンの分泌を促進したり、免疫力を上げてくれたりといった効果があります。

セロトニンの合成には朝日を浴びるのが効果的と言われていて、体内のリズムを整えてくれます。

また、セロトニンの原料となる、たんぱく質に含まれている必須アミノ酸のトリプトファンは、体内に入って脳に運ばれセロトニンに変化し、夜になると「睡眠ホルモン」であるメラトニンに変わり、睡眠をサポートしてくれています。

大豆・赤身魚・チーズ・バナナ・アボガド・ケールなどの食品を積極的に摂ることも大切です。

日吉心のクリニックのHPで 特に重要な3つの神経伝達物質 としてセロトニン他の解説ページがあったので添付しておきます。

そして、他の臓器は自律神経の指令で調節されているのですが、実は、腸は脳からの指令がなくても自分で判断して活動する力が備わっているということも分かっています。

賢明なお医者様は、腸を綺麗にして心の病気を治療される取り組みをされていらっしゃいます。

長崎の田中保郎先生もそのお一人で、

『こころの病』は、腸を診れば治る!?

という本を出されています。

よくよく考えれば分かることですが、うつやなんかの治療薬が出てきて、服用している人も増えているのであれば、年々うつ病患者が増えること自体、あれ?!となりませんか…?

今は、探せば情報はいくらでも入手できる時代なので、どんな治療法を選択するかはご本人の自由ですが、やはりできるだけ不自然なものは身体に入れたくないですよね。

西洋医学のお医者様でも、最近はお薬を使わないでファスティングを治療の一環として取り入れている先生も増えてきています。

腸の汚れは心の汚れに繋がります。

“腸が汚れている人は根性も悪い”と言われますが、それもうなずけますね。

『 腹黒い 』という言葉もありますが、日本人てうまいこと言うな~とつくづく感心します。

腸をキレイにすると心もキレイになる・・・、感情のアンバランスを整えるために、腸の健康を取り戻すことから取り組んでみるのもいいのではないでしょうか。

やる気もムクムクと湧いてきて、腹も据わってくるのを実感できることでしょう♬

・・・・・・・・・・・・・

さて今回は、心身の健康と美容のかなめ腸の話し第1回目として、第2の脳 腸=腹=肚(ハラ)についてお伝えしてきましたがいかがでしたか。

一般的に知られている以上の役割が腸にはあって、まさか腸が汚れていると性格まで悪くなるなんて思ってもみなかったのではないでしょうか。

病に至る原因は様々なので、これをやればというものは無いのかもしれませんが、以前読んだお医者様が書かれた本では、その先生ご自身が医大生時代にうつ病となり、ずっとお薬を服用していたにもかかわらず一向に良くならない。。。

これはおかしいということで、お薬はやめてご自分で色々と学ばれ、食事から改善することでご自身のうつ病を治してしまった経験が書かれていました。

腸と向き合うことは、自分自身の心=感情や意識と向き合うことでもあるので、今自分がどういった状態にあるかというのをチェックする1つの方法として、腸を意識した生活を送ってみてはいかがでしょうか。

さて、次回、心身の健康と美容のかなめ腸の話しの第2回目は、『腸内細菌』をテーマにお伝えしてゆきます('ω')ノ


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